こうして自治会長になった　（後編）

（前回の続き）いつまでたっても決まらない次期会長。だんだん面倒くさくなってきて…。

会社員には難しい？

皆さんバラバラに発言されており、話し合いはなかなか進みません。
（会社だったらもっと早く結論出てるはずだよな〜、しんどいな〜）

また、役員が分担する仕事のリストを改めて見ると、盛りだくさんです。

ここ数年はコロナの影響で行事が軒並み中止でしたが、来年度は復活しそうな気配です。
どの仕事も平日に会合・作業がけっこうあるらしく、正直、会社勤めしながら対応するのは難しそうです。
（困ったな、やれる仕事がないな）

と、ここまできて、ふと思いました。
（いっそのこと、自分はまとめ役に回って、皆さんに手を動かす方をお任せしては？）

現・会長に聞いてみると、「会長は自治会同士の会議に出てもらうけど、だいたい月1回で土曜日よ〜」「出れない時は副会長さんに振ればいいよ〜」

鵜呑みにはできませんが、自治会内の会議を回したり、休日中心に地域の”顔”的な立ち位置で会議等に出る方が、私にとっては現実味がありそうです。
（ウチはすでに子供が大きく、私も無趣味なので休日は逆に自由が利きます。子供がまだ小さかったり、ゴルフが趣味だったりすると、こうはいかないでしょう）

しばらく様子をうかがった後、ついに「じゃあ、私やりますよ」と言ってしまいました。

わぁ〜！と小さな歓声が上がり、その後は、じゃあ私もこれくらい引き受けなきゃね、という感じで役割が一気に決まりました。

何だか、うまく丸め込まれた気もしますが。
まあ、クセの強い人もいなさそうですし、もう決まってしまった以上、何とかするしかない！

ちなみに帰宅後、会長になったと告げると、妻は「ええ〜、何で？　むちゃくちゃ大変よ」と呆れてました。子供からは「パパが会長？ww」と憧れとも冷やかしとも分からない言葉を浴び、自分の選択が不安になりました。

役割決めを終わって私が感じたのは次の3つです。

とにかく、自治会役員の役割決めは、綺麗ごとでは済まないです。

役割決めの相談前から勝負は始まっています。ヘタに押し付けられないよう、あらかじめ譲れないラインを決めておきましょう。

受け入れられない役割を押し付けられそうになったらとにかく抵抗しましょう。
くじ引きで「公平な確率勝負」に持ち込むのも全然アリだと思います。

会社員は自治会長に向いているのか？は、私が実験台となって検証していきます（笑）

あ、同じ日に新旧役員で仕事の引き継ぎをしたのですが、それはまた別の話…。